MEDTEC Japan 2015/530団体が医療機器の設計・製造技術を展示
医療機器の設計・製造に関するアジア最大の展示会「MEDTEC Japan 2015」が、4月22~24日に東京ビッグサイト(東京・江東区)で開催された。今開催は、展示会場を昨年までの2ホールから3ホールに増設し、「介護ロボット」「医療ICT」「検査キット」の専門展示会を新設。メインとなる「医療機器設計・製造」と「医療用エレクトロニクス」を加えた5エリアに、地方自治体20団体を含む過去最多の530団体が出展。来場者数は過去最高(3日間で3万2020名)を記録した。
国が積極的に施策を推進する介護ロボットのエリアでは、ロボットスーツ「HAL」を製造するサイバーダインが、同スーツの自立支援用(下肢タイプ)や介護支援用(腰タイプ)などを展示し、装着シーンを実演。他に「生活支援ロボットマッスルスーツ」を出展したイノフィスが、ロボットスーツを人体装着した生活使用シーンの実演を行った。
医療用エレクトロニクス/スマートヘルスエリアでは、ウェアラブル型生体センサの出展が目立った。イメージワンがモバイル心電計「デュランタ」を展示した他、12誘導心電を計測するウェアラブル電極(帝人)や、リストバンドなどに内蔵して筋肉細胞の活動電位を測定する小型筋電センサ(村田製作所)などが来場者の注目を集めていた。
なお、22日に第4回「MEDTECイノベーション大賞」の第二次審査が同展示会会場で行われ、株式会社アムテックの「頸椎椎弓形成術に用いるインプラント『Lamionoplasty Basket』が大賞に選出された。
次回の「MEDTEC Japan 2016」は、2016年4月20日(水)から22日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催予定。主要5エリアの展示スタイルを継続した上で、海外からの来場者の誘致やセミナー講師の海外招聘を推進し、より国際的な展示会を目指していく。