キヤノンメディカルシステムズ

キヤノンメディカルシステムズ

●「Made possible.」をテーマにヘルスケアITソリューションの最新仕様を出展

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キヤノンメディカルシステムズのブースは今回、医療情報ソリューション、診療所ソリューション、画像診断ソリューション、映像ソリューションなどで構成され、高度化する医療や医療リソースの不足など、医療を取り巻く環境の変化に対して、「最新技術のソリューションで多角的に応える」という意欲的な姿勢を示した展示内容となっていた。

●[新製品]医療情報統合ビューア「Abierto Cockpit」
ブースの最前列には、医療情報ソリューションとして、ファインデックスの画像ファイリングシステム「Claio」が動作する「Abierto Cockpit」を展示した。同社が2018年に発売した「Abiertoシリーズ」は、DICOM画像や電子カルテデータなどの診療情報を医療情報統合管理システム「Abierto VNA」で統合し、それらのデータを「Abierto Cockpit」上で1画面上に時系列表示するシステムであり、他社製品とも柔軟に連携できる点が特長の1つだ。同社が今般の出展に先駆けて7月10日に報道発表したファンデックスとの技術連携は、その第一弾である。
会場のデモ端末では、「Abierto Cockpit」の画面上で「Claio」および文書ソリューションが連携して動作する状況を、実地で来場者に示した。例えば、がん治療におけるキャンサーボードの際に文書パネルを活用するシーンでの使い勝手など、よりリアルに医療現場を再現したデモが印象的だった。なお、同システムは来春に発売される予定である。

●[新機能]医事会計/電子カルテ一体型システム「TOSMEC Aventy 3.0」
診療所ソリューションのハイライトは、医事会計/電子カルテ一体型システムの「TOSMEC Aventy 3.0」である。今展示会では、モダリティとの連携機能を強化した最新バージョンを展示した。具体的には、検査で使用するモダリティに「TOSMEC Aventy 3.0」の画面上で患者情報を登録する際、氏名・年齢・性別・患者IDなどの基本情報のほかに、DICOM通信により検査部位の情報を登録することが可能となった。同機能は今年6月から提供を開始しており、既存の「TOSMEC Aventy 3.0/2.0」ユーザーでMWMオプションを選択している場合は、無償でアップデートできる。
「TOSMEC Aventy 3.0」はほかに、新たに連携可能となった日本光電製の全自動血球数・免疫反応測定装置「MEK-1303セルタックα+」と連動した端末などを展示していた。

●[参考展示]AI画像診断支援ソリューション「RapideyeCore Grande」「Vitrea Advanced」
画像診断ソリューションのコーナーでは、PACSにAIサーバを組み合わせた現在開発中の次世代システムを、「AI画像診断ソリューション」として参展示していた。同システムはPACS「RapideyeCore Grande」とネットワーク型画像解析システム「Vitrea Advanced」を用い、AIが医師の診断以前に読影を行う画像を解析し、システムを立ち上げた際に疑わしい画像に対してアラートを発出することにより、読影の見落とし防止や負担低減、レポートの質向上を実現するというもの。なお、同システムはPACS上で各種アプリケーションを動作させ、AI解析により医師の診断を支援するが、他社製のアプリも動作できるよう開発されている。
同システムは今年の国際医用画像総合展にも展示され、その時は脳卒中、脳梗塞や脳動脈瘤などの読影を想定していたが、今回は肺結節を想定した実機デモを行った。なお、ほかにマンモグラフィの石灰化や大腸ポリープなど、多岐にわたる研究が現在進められているという。


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