相良病院&シーメンス・ジャパン/女性医療のためのパートナーシップ契約締結を発表
社会医療法人博愛会相良病院(鹿児島市)とシーメンス・ジャパンは、5月14日に同病院が建設を予定している乳がん治療を中心とした女性医療専門の新病院設立・運営に向けたパートナーシップ契約を締結したことを、シーメンス本社(東京・品川区)で発表した。
このパートナーシップは、2014年8月に乳がん領域の「特定領域がん診療連携拠点病院」に指定された相良病院とシーメンスとの間で、「日本発の先進女性医療のロールモデルを創り上げたい」という理念が一致し実現したもの。これによりシーメンスは、同病院が鹿児島市松原町に建設する新病院に、早期発見から診断、治療、アフターケアに至るまでの最適な医療機器や包括的なソリューションを一括提供する。
契約の主な内容は、以下のとおり。
①新病院事業計画に対するコンサルテーション
②女性医療に適した画像診断、治療、検体検査に関する医療機器の提供
③新病院にシーメンススタッフ常駐のサポートオフィスを設置
④次世代装置の共同研究開発
⑤相良病院がシーメンスのグローバルリファレンスサイトとなる
シーメンス・ジャパン代表取締役社長兼CEOの織畠潤一氏は、同社のヘルスケア事業の現況を紹介するとともに、「今回の協定は、シーメンスが信頼されるパートナーに選択されたということだ。我々にとって非常に意義のあることであり、光栄に思う」と語った。
相良病院理事長の相良吉昭氏は、新病院の建設計画と今回のパートナーシップを説明。「がん専門病院と実践ある企業が手を組むことで、日本から世界へ女性医療のモデルケースを発信することができるのではないか」と述べた。