バリアン メディカル システムズ
People Powering Victories
最新型の医療用リニアック「Halcyon」を中心に各種機器・システムを展示
放射線治療関連機器・システムの総合メーカーであるバリアン メディカル システムズのブースでは、最も来場者の目を引く大型モニターにおいて、今年2月に国内第1号機が導入された最新式医療用リニアック「Halcyon」について、導入施設の担当者らによるインタビュー映像を交えながら同装置の紹介を終日行っていた。
また、SRS治療専用ツールとして「HyperArc」を展示。治療計画をテンプレート化することで、複雑なSRSの治療計画を簡便に組むことができるほか、治療計画を「TrueBeam」に送ることで放射線治療の実施についても迅速化することができる機能を持つ。
加えて、SRSにオプティマイズしたシステム「TrueBeam Edge」や、「Halcyon」に対応可能な放射線治療計画システム「Eclipse」、治療計画支援用ソフトウェアの「Velocity」や放射線治療情報システム「ARIA」等も展示され、来場者の関心を集めていた。
●医療用リニアック「Halcyon」
最新式リニアック「Halcyon」は、患者に優しい100cmのボアを有し、閉所恐怖症の患者や、治療体位にも柔軟に対応。また、従来装置に対して1回転15秒と4倍のガントリ速度を有し、治療にかかる時間を短縮することで治療件数の増加を図ることができるほか、据え付けからコンディショニング調整までおよそ3週間と短期間での設置が可能である。その結果、治療装置更新時の治療の空白期間を極力抑えることができる。展示では、国内第1号機を導入した大船中央病院 放射線治療センター センター長の武田篤也氏(写真)らによる「Halcyon」の有用性を語ったインタビュー映像が終日放映され、来場者の注目を集めた。
●定位手術的照射ソリューション「HyperArc」
「HyperArc」は、「TrueBeam」および「Eclipse」における最新の頭蓋内手術的照射技術ソリューション。線量だけでなく、照射自体を最適化するためにSRS専用の新しい最適化ツールを開発して、専用のアルゴリズムが効率的なワークフローと自動化を実現している。また、複数のターゲットを同時に照射する技術を考案、実装したことで、計画プロセスの複雑さの軽減を実現している。