日立製作所/小型超音波発信機を用いた血管内カテーテル先端位置検出技術を開発
日立製作所は2月5日、小型の超音波発信機を用いて血管内のカテーテル先端を検出する基礎技術の開発を発表した。
同技術開発は、カテーテル治療の時間短縮および低被ばく化を目的としたもの。具体的には、治療用の細径ガイドワイヤー先端に取り付け可能な小型超音波発信機および、ガイドワイヤー先端部がエコーの撮影範囲外にある場合でも、その位置(方向)を提示できる技術を開発した。これにより、広範囲(10㎝立方方向)でガイドワイヤー先端位置をリアルタイムに医師に提示することが可能となる。
同社は今後、動脈硬化や糖尿病などによる下肢血管疾患を対象として、現場の医師や医療機関、カテーテルを取り扱う医療機器メーカーなどと連携して研究を進め、より患者負担の少ないカテーテル治療の実現を目指していく。
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