保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)/講演会&賀詞交歓会
保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)は、1月14日にイイノホール&カンファレンスセンター(東京・千代田区)で、講演会と賀詞交換会を開催した。
JAHIS講演会では、運営会議議長の藤岡宏一郎氏が、「2016年の年頭にあたって」と題し、2015年の活動報告と2016年の事業方針について語った。
2015年の主な活動については、厚生労働省事業の請負について、医療情報連携ネットワーク基盤の検証体制に関する取り組みについて報告。また、医療情報学連合大会での出展活動や、ヘルスソフトウェア対応活動、医薬品医療機器法施行に対応したGHS(ヘルスソフトウェア推進協議会)の設立、開発ガイドラインの制定、適合ソフトウェアの登録制度の受付等の実施について説明した。
2016年の事業方針については、引き続き2025年ビジョンで描くヘルスケアIT実現に向けた推進や、工業会参画価値の追求と健全な市場の維持・発展、永続的な運営基盤の確立に努めるとした。その後、2014年度の市場予測調査や病院導入状況調査に関する報告や、部会業務報告会に関する案内が行われた。
続いて武田邦彦氏(中部大学教授)による特別講演「辛い人生を楽しい時に~今考えたいこと」が行われた。講演会には会員企業から200名以上が参加するなど、盛況を見せた。
講演会後の賀詞交換会では、来賓として関係省庁や医療情報学会関係者が多く集まる中、東原敏明JAHIS会長が挨拶。「会員数は1月に379社となり、過去最高となった。昨年の6月に閣議決定された『日本再興戦略2015』では、医療・介護分野におけるICT化の推進が盛り込まれ、2020年までに400床以上病院への電子カルテの普及率を90%にするという目標も設定された。我々JAHISとしても、責任を感じるとともに、今年をさらに成長の1年としていきたい」と年頭の抱負を語った。