JAHIS講演会&賀詞交換会/18年の活動成果を報告し、今年度の取り組みを紹介
保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)は1月16日、イイノホール&カンファレンスセンター(東京・千代田区)で、講演会と賀詞交換会を開催した。
講演会では、JAHISの高橋弘明運営会議議長が「2019年の年頭にあたって」と題した講演を行った。高橋氏は講演で、2018年の活動を振り返り、同年のトピックスとして次世代医療基盤法の施行などを取り上げ、JAHISの活動として6月に岩本敏男氏(NTTデータ)を会長とする新体制となったことや標準化推進活動、電子処方箋への取り組みなどを紹介した。そして2019年の取り組みについて説明。国際モダンホスピタルショウ2019への出展や、第39回日本医療情報学連合大会への参加、JAHISが2025ビジョンで描くヘルスケアIT実現の推進施策などを紹介した。
その後、テレビ出演等で著名な人間性脳科学研究所 所長の澤口俊之氏による特別講演「人工知能(AI)と脳科学~人間性知能HQを中心にして」が行われた。
講演会後には、賀詞交換会が開催された。冒頭、岩本会長が挨拶し、「JAHISは会員数も379社に増え、標準化の取り組みも進み、セミナー等の対外活動でも大きな成果を挙げている。2019年は、5月に改元の問題、10月に消費税増税があり、きちんとした対応をしなければならない。1994年に誕生したJAHISも25周年を迎えるが、今年も継続性をもって、さまざまな活動に取り組んでいきたい」と述べた。
講演会後の賀詞交換会では、来賓に経産省や総務省からの担当者が参席。JAHIS新会員企業の紹介の後、山本隆一氏(MEDIS-DC)が挨拶し、「データの質の向上や標準化は、医療機関だけで改善するのは難しい。JAHISにも精力的な取り組みをお願いしたい」と述べた。なお、同交換会は約250名の参加者を集める盛況な会となった。