東芝メディカルシステムズ/3テスラMRIの新技術を開発
東芝メディカルシステムズは、次世代高性能3テスラMRIを省スペースで実現する技術および静音化、撮像時間の短縮を可能とする新アプリケーションを開発した。
<特長>
▽シーケンスプログラムと内部電圧の変動を高度に管理するシステムを新たに構築。最適化された電源システムにより、高出力を変動なく安定して発生させる環境を実現。この技術により、従来1.5テスラMRI装置を導入しているほとんどの施設において、そのままのスペースで「Saturn Technology」搭載の大口径3テスラMRI装置の設置が可能
▽撮像方法を工夫することで、電流波形の変動を限りなく小さくすることにより、検査時の騒音を最大99%まで低減し、患者の検査空間の更なる改善を実現。さらに、同社の強みである非造影撮像法を掛け合わせることで、血流の観察も静かな環境で達成。患者に優しい検査を提供するとともに、臨床価値提供の両立を可能としている
▽同社グループ会社であり画像解析メーカーとして著名なオレア メディカル社と共に「Computed MRI」技術を開発。2つの画像を収集した後に計算処理を行うことで、7種類の画像を表示でき検査時間の大幅な短縮が可能。この「Computed MRI」の演算は、同社の医療画像処理ワークステーション「Vitrea(ヴィトリア)」のプラットフォーム上で実施することができる。ネットワークで繋がれた複数の端末上で、リアルタイムなパラメータ変更が可能となり、より臨床に直結した結果を即座に得られる
※問い合わせ先=東芝メディカルシステムズ 広報室 TEL 0287・26・5100