東芝メディカルシステムズ/CT事業計画とCT新製品発表会を開催
東芝メディカルシステムズは、4月7日にステーションコンファレンス東京(東京・千代田区)で、CT事業計画およびCT新製品発表会を開催した。
冒頭に同社代表取締役社長瀧口登志夫氏は、今後のキヤノンとの関係及びCT事業計画について「キヤノンとよく協議をしながら両者の強みを生かしたシナジーを創出し、引き続き世界の医療に貢献していきたい。CT事業は、経営スローガンである“Made for Life”に基づき遂行してきた結果、国内ナンバー1、グローバルでは2位のシェアを持つに至ったと考える。“さらなる低被ばく”“さらなる広範囲撮影”“さらなる高速性能”“さらなる高分解能”、これら4つの方向性に向かい、今後もグローバルスタンダードCTに対する飽くなき挑戦を続けていく」と語った。
同日に発表された新製品は、「Aquilion ONE/GENESIS Edition」。CT開発部佐渡友哲也氏がその特長について、「同機は、Aquilion ONEシリーズの最上級モデルである。X線出力から検出器、画像再構成に至るまで全て新しい。独自のX線光学技術「PUREViSION Optics」、低線量撮影と新たな診断画像をもたらす画像再構成技術「FIRST」、新たに開発した「エリアファインダ」の採用で、より一層の被ばく低減、画質向上、スループットの向上を実現した。また、ガントリ設計を一新した結果、ガントリサイズは当社製64列CT「Aquilion 64」より小さく、検査室の最小設置スペース19㎡を実現し、さまざまな施設の設置環境に柔軟に対応する。さらに、電源容量も抑制し、省エネルギーな運用を可能とした」と説明した。