JIRA活動報告会・定時社員総会
日本画像医療システム工業会(JIRA)は、2016年度定時社員総会と第5回活動報告会を、6月2日にKKRホテル東京(東京・千代田区)で行った。小松研一会長の開会挨拶に続き、2015年度の活動報告が、各部会・委員会担当者によって行われた。
「法規・安全部会」は、薬機法改正後のJIRAとしての取り組みと、1年半が経過した現在および今後の注意点について示した。 「経済部会」は、2016年度診療報酬改定における、64列以上CTの共同利用をはじめ、粒子線治療、ICTを利用したオンライン伝送の点数化について説明した。
「医用画像システム部会」は、JARTとの「モニタ精度管理セミナー」開催など他団体との連携やGHS(ヘルスソフトウェア推進協議会)での活動説明などが行われた。
「産業戦略室」は、「医療機器センター」とのヘルスソフトウェア産業についての共同調査について述べた。調査内容は、報告書を作成して会員に配布した。
「国際部」は、2015年度DITTA議長国としてIMDRF(国際医療機器規制当局フォーラム)京都会議に参加し、「規制に用いる医療機器国際規格」の課題とその改善点について、DITTAからの提言を行ったことに言及した。
「中小企業・IT産業振興委員会」は、RSNAツアー参加報告とそのブース見学について、また小委員会ではIT特区の方向性について勉強会を開いたこと等の報告が行われた。
「標準化部会」は、第3版から10年が経過している安全通則60601の第4版の検討について報告した。
「放射線・線量委員会」は、線量管理体制と被ばく低減活動内容を示した。
「調査・研究委員会」は、全国医療機関の放射線室へ向けて保守点検などについてのアンケート調査を行ったことを報告した。
引き続き行われた定時社員総会では、2015年度の事業報告、2016年度の事業計画および収支予算等の報告が行われ承認された。また、長年JIRA活動に貢献した会員に対しての表彰式ならびに懇親会が行われた。