日本ものづくりワールド2016/医療機器開発・製造展で画像等の製品・技術を展示
世界最大級のものづくり専門展「日本ものづくりワールド2016」が、6月22日から24日まで東京ビッグサイト(江東区)で開催された。
同展示会は、医療機器開発・製造展、3D&バーチャルリアリティ展、設計・製造ソリューション展、機械要素技術展の4展で構成。出展社数は2350社、3日間合計の来場者数は速報数で8万7285人に達した。
医療機器開発・製造展は、医療機器/ヘルスケア機器向け部品・デバイスの専門展で、電子部品やセンサ、加工・画像技術、ITソリューションなどの製品や技術が展示された。福島コンピューターシステムは、医療ITソリューションとして「Dr.TAPシリーズ」を出展。同シリーズは、診療所向けのタブレット型問診票と受付管理システム、病院向けの予防接種管理システムで構成。履歴や規定の接種間隔等の管理により安全を担保する予防接種管理システムは、本年4月に接種予定アシスト機能を追加し、7月にクラウド型サービスを開始する予定であるという。
3D&バーチャルリアリティ展は、最先端の3Dや高精細映像、VR技術等を展示・体験する展示会で、ヘッドマウントディスプレイやスマートグラス、3Dディスプレイ等が出展された。医療用映像システムを製造・販売するスカイジェット・メディカルは、手術支援ロボット・ダビンチ専用に開発した3D映像・録画システムや、円偏光方式の3Dタブレットシステムを展示。その他、手術室の術野や全体映像を院内各所や外部施設に配信する遠隔医療映像配信システムを初出展し、来場者の関心を集めていた。