池上通信機/眼科手術をサポートするVigilate3Dシステム IHS-300を販売開始

池上通信機/眼科手術をサポートするVigilate3Dシステム IHS-300を販売開始

 池上通信機では、モニタを見ながら術野を拡大観察可能な眼科用3D映像システム「Vigilate®(ビジラーテ) 3Dシステム IHS-300」を新開発。「脳神経外科学会総会 第77回学術総会」にて製品発表する「顕微鏡用近赤外可視光カメラ MKD-800IR」と同時に池上初の医療機器として、2018年10月より販売を開始する。

眼科手術では、安全面と確実性を考慮し、その多くで眼科用手術顕微鏡を使用し、立体で拡大観察しながら手術が行われている。

Vigilate® 3Dシステムは、デジタル3D映像技術と、眼科手術顕微鏡用3CMOSカメラシステムのノウハウを融合し、眼科手術で求められる忠実な色再現と、自然な3D映像を実現。術野を高画質3Dモニタによる立体拡大観察を可能にした眼科用3D映像システムである。
さらに、術者が進める手技の立体映像を、ほとんど遅延なく3Dモニタ上に映し出すため、手技と映像に違和感がなく、術者にストレスを感じさせることはない。高い安全性と高度な手技が求められる眼科手術をサポートする。

3D用メガネを装着し、モニタを見ながら手術を進めることができるため、手術中に長時間接眼レンズを覗く必要はない。無理のない姿勢で手術が行えるため、術者の疲労を抑制する効果も期待できる。

また、カメラ部には、手術顕微鏡の接眼鏡と映像システムへの分光切替が行えるレバーを装備し、モニタを見ながらの手術や必要に応じて接眼鏡を覗きながらの手術にも対応している。

Vigilate® 3Dシステムは、カメラ、モニタ、レコーダをパッケージ化し、タッチパネル上から、カメラの明るさ、色温度の変更や、手術映像の記録などの操作が一元的に制御可能。システム構成機器をキャスター付のワゴンにまとめて収納しているため、さまざまな手術現場の状況に応じて自由に移動・レイアウトが行える。

術者の手技は4K高画質の3Dモニタ上に表示するため、術者とスタッフの情報の共有に効果をもたらす。また記録した立体映像は、学会発表、論文などこれからを担うドクターの手技向上のための教育や医療の発展に寄与する。

問い合わせ先=池上通信機 営業本部 メディカルソリューション営業部
 TEL:03-5748-2271


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