富士フイルムメディカル/下部消化管用拡大スコープを発売
富士フイルムメディカルは、内視鏡システムの光源に波長の異なる2種類のレーザーを用いた内視鏡システム「LASEREO(レザリオ)」用スコープのラインアップとして、レーザー専用下部消化管用拡大スコープ「EC-L600ZP7/L」を発売した。
同製品は、市場で評価の高い下部消化管用拡大スコープ「EC-L600ZP7」の画質、操作性、挿入性はそのままに軟性部長を360 ㎜長くしたスコープで、スコープ軟性部の硬さを任意に調整できる硬度調整機能を搭載し、スコープ先端部を大腸の深部までスムーズに挿入でき、大腸の内視鏡検査において患者の身体的苦痛の軽減が期待される。
<特長>
▽先端部径11.7 ㎜と細径でありながら、消化管内の粘液などを除去するウォータージェット機能を搭載。鉗子口径3.2 ㎜を確保し、体液などの吸引性能と生検鉗子などの処置具の操作性能を維持
▽操作部に組み込まれた硬度調整リングを回すことでスコープ軟性部の硬さを任意に調整することができ、術者の好みに合わせて適切な硬さを選択可能。また、スコープ先端部を大腸の深部まで挿入することをサポート
▽高い弾発性を持つ素材を採用。医師が操作部をねじった時に、手元の力が先端部に伝わりやすくなった「高追従挿入部」を実現。また、挿入部先端が軟らかく曲がりやすくなっており、曲がった後はまっすぐに戻りやすくする「カーブトラッキング技術」を搭載。スコープの挿が難しい症例において、患者の身体的苦痛の低減と検査効率の向上が期待できる
▽各種操作ボタンを術者がアプローチしやすい位置に配置することで、スムーズな検査を実現。送気・送水ボタンと吸引ボタンも、指先で押せるように設計されている
▽イメージセンサーにメガピクセルCMOSセンサーを採用。画像処理技術と組み合わせて、より精細な静止画と動画を提供することで病変の早期発見をサポート