GEヘルスケア・ジャパン/核医学検査装置の新ラインナップを発売
GEヘルスケア・ジャパンは、核医学検査に使用されるSPECT/CT装置およびSPECT装置のラインナップを、800シリーズとして7月20日より発売する。
新ラインナップである800シリーズのSPECT/CT装置では、検出器の感度を向上させる新しいコリメータとコントラストを向上させるソフトウェアを組み合わせて搭載。これにより、スキャン時間の短縮を実現して病変描出能を改善。同時にバージョンアップされる核医学装置のワークステーション「Xeleris 4DR(エクセラリス フォディーアール)」との組み合わせにより、従来煩雑であった定量化のための操作手順がよりシンプルになる。また、Xeleris 4DRでは、定量アプリケーションの機能も大幅に強化。目的とする臓器や病変部位の自動抽出機能を大幅に進化させたことで、様々な検査目的を持つ核医学診断に適した定量値を提供できることが期待される。
「NM/CT 860」と「NM/CT 850」は、総合大型病院から地域中核病院向けをターゲットとする新しいCT装置を搭載したSPECT/CT装置。NM/CT 860は、診断用CT搭載の装置で、国外で主力製品として販売中の8スライスCT装置を搭載。NM/CT 850は、吸収補正用CT搭載のSPECT/CT装置であり、現行の「Optima NM/CT 640」に加えて発売。従来と同様に最大管電流が30mAと低被ばくでも高画質で、吸収補正精度を担保する新機能が付加されるなど吸収補正用CTの機能が拡充された。
<800シリーズ>
・半導体検出器搭載全身用SPECT/CT装置:「NM/CT 870 CZT」
・診断用16列CT搭載SPECT/CT装置:「NM/CT 870 DR」
・診断用8列CT搭載SPECT/CT装置:「NM/CT 860」
・吸収補正用高速CT搭載SPECT/CT装置:「NM/CT 850」
・SPECT装置:「NM 830」