EIZO
<テーマ:診断から治療まで EIZOはプレシジョン・メディシンを「面」で支える>
http://www.eizo.co.jp
最適な映像環境ソリューションを提供し、ニーズに応える
EIZOは、3Dや4K対応の手術・内視鏡モニター、被ばく情報を院内端末で情報共用できる被ばく線量管理システム、およびクラウド環境の利便性をオンプレミスで構築した統合基盤ソリューションなど、“患者ごとに最適な治療法を選択する”プレシジョン・メディシンを具体的に支援する製品群を数多く展示した。ブースでは、『放射線科モニターソリューション』『被ばく線量管理ソリューション』『モニター品質管理ソリューション』など、展示品の内容を示した“光る表示柱”を各モダリティやソリューションに配置し、来場者への配慮がうかがえた。
●【新製品】ブレストイメージングモニター「RadiForce GX560 MammoDuo」
「RadiForce GX560 MammoDuo」は、新開発の5メガピクセルモニター(54.1㎝〈21.3〉型モノクロ液晶モニター)2面を専用スタンドで一体化した医用画像表示モニター。同メガピクセルモニターとしては、最小レベルの7.5㎜まで狭額化をほどこし、専用スタンドで2面を隙間なく設置することにより、画像間の距離が15㎜となり額縁と表示面の高低差も2.5㎜に抑えられるため、表示画像を比較する際の目線移動が滑らかになり、スムーズな読影環境を提供できる。LTPS(低温ポリシリコン)パネルを採用したことで、2500cd/㎡の高輝度化を実現。これにより、キャリブレーション推奨輝度最大1000 cd/㎡の維持を、購入日から5年間保証。きめ細かく元画像を再現することができ、微粒かつ微妙な陰影を持つ石灰化の描出や腫瘤のスピキュラの確認にも適している。
●【新製品】手術用3Dモニター「CuratOR EX3220-3D」/手術用4Kモニター「CuratOR EX3140」
奥行き感や立体感が求められる高精細な3D手術映像を正確に再現できる手術用3Dモニター「CuratOR EX3220-3D」は、発光効率に優れたLEDバックライト搭載パネルを使用していることにより、高輝度・高コントラスト比を実現している。さらに、高解像度フルHD対応のため、奥行き感や立体感が要求される内視鏡や手術顕微鏡などでの3D手術映像を忠実に再現することができる。また、フルHDの4倍の画素数(横3840×縦2160ピクセル)に対応し、内視鏡及び手術顕微鏡手術カメラで撮影する4KUHD映像を高精細に再現表示できる手術用4Kモニター「CuratOR EX3140」(31.1型ワイド)を展示。同モニターは、同社独自開発の映像鮮鋭化技術「Smart Resolution with Sparse Coding」を搭載したことにより、フルHD映像も高精細で見やすくなっている。
●被ばく線量管理システム「DOSE MANAGER」
平成30年度診療報酬改定で、従来の画像診断管理加算1と2に加えて3が追加された。その算定条件の一つに、『適切な被ばく線量管理を行っていること』が挙げられるが、同システムはその項目を満たすものである。医療機器からのさまざまな形で送信されるX線照射情報を一元管理し、医療情報と統合して2次利用する同システムは、患者の被ばく線量を推定して管理するため、『診療放射線技師による線量コントロール』『医師によるインフォームドコンセントのための被ばく情報』『研究者による被ばく線量解析のためのデータ収集・出力環境』などを提供することができるソリューションとなっている。
その他、医療機関における統合環境の構築に拡張性の高いRed Hat Gluster Storageベースのエンタープライズ向けスケールアウト型ストレージ「Cloudy NAS/GLS」等を展示。『診断・検査』『基幹・情報』『治療・手術』の各分野にソリューションを提供する同社の幅の広さを示していた。