コニカミノルタジャパン
<テーマ:人に臨む、未来に挑む。 IMAGING at the front, INNOVATING for the future.>
https://www.konicaminolta.jp/healthcare/index.html
DR製品、ITネットワークサービスを軸に新技術等も紹介
コニカミノルタジャパンは、医療産業における新たな付加価値の創出を目指すヘルスケア事業推進の一環として、医療の基本ともいえる“人に臨む”と新たな技術の創出“未来に挑む”をテーマに、臨床、検診、読影現場における医療の質と効率に寄与する同社の最新技術・製品を紹介した。
●AeroDR fine × 画像処理エンジン「REALISM tune」
「AeroDR fine」は、高精細・高画質、堅牢性・把持性などの性能はそのままに、従来からの半切(14インチ×17インチ)モデルに加え、立位・臥位専用機や救急ポータブル撮影などに最適なフルサイズ(17インチ×17インチ)と整形・小児領域における使い勝手向上が期待できる四切サイズ(10インチ×12インチ)が追加され、全部で3サイズとなった。また、被写体内のヒストグラム解析により、ダイナミックレンジ圧縮の処理強度を自動で最適化する技術である「REALISM tune」を新たに搭載。被写体の体厚に合わせて全関心領域を可視化し、撮影後の調整作業負担を軽減させている。
●X線動態解析技術(技術紹介)
従来の単純X線撮影と同様の設備で、肺機能の可視化や定量化を可能とする新たな胸部診断手法の実現を目指した単純X線撮影による胸部動態解析技術を紹介。同社は、従来の静止画による解剖学的な画像所見による診断から動画像による機能診断の実現に向けて開発を進めている。
●医用画像管理システム「CloudViewing-Pro」
データ参照に新方式を採用。サーバ側でデータを集中処理することで、“いつでも”“どこでも”リアルタイムにPC、タブレット等で画像診断やレポート作成ができる。低スペックのクライアントでもMPR画像が高速で表示が可能となった。
●ヘルスケアICTサービス「infomity」
ヘルスケアICTサービスの「infomity」は、クラウド上に安全に画像データを保管する「データバンクアーカイビング」、撮影画像やレポートなどを医療機関同士で共有できる「連携BOX」、胸部X線画像の鎖骨/肋骨の減弱像を作り読影を支援する「胸部Bone Suppression 処理」、専門医師の読影報告書を迅速に届ける「遠隔読影支援サービス」などの多彩なサービスで医療機関をサポートする。
●【新製品】超音波診断装置「SONIMAGEシリーズ」
「高画質&シンプル」を追求したコニカミノルタ超音波診断装置「SONIMAGE」 シリーズに、コンパクトでポータビリティ性を追求した「SONIMAGE MX1 / SNiBLE yb」が加わった。「SNiBLE yb」は、5つの操作ボタンとタッチパネルで直感的・感覚的に操作でき、充電はクレードルに差し込むだけで引き抜けばハンディ使いをすることができる。バッグに入れて持ち歩きできる重量4.5kgであり、スポーツシーンや在宅診療現場でも活躍する。
●乳がんの早期発見から治療まで 「Women’s Healthコーナー」
Women’s Healthコーナーで注目したのは、マンモグラフィ画像ビューワとの組み合わせにより、読影に最適な環境を提供する診断支援システム「NEOVISTA I-PACS CAD typeM」(オプション)である。微小石灰化クラスタおよび腫瘤陰影が疑われるエリアを検出し、画像上にマークで提示する。操作も簡単で、ボタン操作でCADが検出したエリアを見やすい線で囲み表示することにより、画像の観察にともなうストレスの軽減に貢献する。また、マーキングしたマンモグラフィ画像を確認しながら超音波検査を行うことで、診断精度の向上も期待できる。