東陽テクニカ/医療クラウド上で読影支援処理サービスを開始
東陽テクニカは、医療クラウドPACSのNOBORI社と提携し、胸部X線骨組織透過/経時差分クラウドサービス「ClearRead XR-PAL」の提供を、6月より開始(予定)する。
同サービスは、東陽テクニカの先端医療画像処理ソリューション「ClearRead XRシリーズ」を使用してクラウド上で胸部X線骨組織透過処理および経時差分処理を行うものであり、NOBORI社の医療クラウドサービス「NOBORI-PAL」のひとつとして提供する。
同社は、僅かな病変の見落とし防止や診断精度の向上に貢献する先端医療画像処理ソリューション「ClearRead XRシリーズ」として、胸部X線骨組織透過処理ソリューション「ClearRead BS」および胸部X線経時差分処理ソリューション「ClearRead +Compare」を、2014年より国内で販売してきた。「ClearRead BS」は、胸部X線画像の肋骨や鎖骨などの骨組織を透過させ、骨組織と重なり検出が困難であった肺結節や異常陰影などの視認性を向上させる画像処理技術。また、さらなる画像処理技術を搭載した「ClearRead +Compare」は、同一患者の現在と過去の画像から骨組織を透過させるとともにその差分を抽出し、経時的変化部分を強調した画像を生成する。
「ClearRead XRシリーズ」の導入には専用サーバーを設置するが、院内に専門医が不在または検査数が比較的少ない開業医やクリニックなどの中・小規模施設も手軽に活用できるよう、NOBORI社の医療クラウドサービス「NOBORI-PAL」のひとつとして胸部X線骨組織透過/経時差分クラウドサービス「ClearRead XR-PAL」の提供を開始することで、初期費用を抑え1検査毎の課金方式により、先端の画像処理を低コストで利用することができる。