インフォコム/情報ポータルを強化した放射線治療情報システムの新バージョンを提供開始
インフォコムは、医療スタッフ間の情報共有をスムーズにするポータル機能を強化した放射線治療情報システムの新バージョン「iRad‐RT V9」の提供を開始した。
放射線治療の現場では、治療が長期にわたることや関係者が多数にのぼることなどから、医療スタッフが連携して1人の患者の治療にあたる“チーム医療”を効率的に進める事が重要となっている。そこで同社は、放射線治療現場でのチーム医療をシステム面から支援するため、従来から提供している放射線治療情報システム(治療RIS)の情報共有機能を強化した。
同システムは、放射線治療に関する情報の管理や、治療機器接続、およびシステム間連携をサポートし、放射線治療の業務ワークフローを支援するもので、今回提供を開始した新バージョンでは、①治療インフォメーションポータルの強化、②医療ミスを防ぐアラート機能を強化、③研究用データをワンクリックで出力可能、④操作感・視認性の向上などが主な改良点となっている。
同社は、主に全国に約400のがん診療連携拠点病院での展開をはかっていく。