フィリップス・ジャパン/超音波診断装置に対応した表在領域と乳房スクリーニング検査の新機能を発売
フィリップス・ジャパンは、超音波診断装置「EPIQ7/5 Evolution4.0」と「Affiniti70 Continuum2.0」に対応した「eL18‐4 PureWave リニアトランスジューサ」と「AL Breast機能」の販売を開始した。
「AL Breast機能」は、今後ニーズの高まりが予想される乳房領域の超音波検査において乳房スクリーニング検査のワークフローを効率化することにより検査時間を短縮し、検査に客観性を持たせることを目的に開発された。また、「eL18‐4 PureWave リニアトランスジューサ」は、乳房だけでなく、甲状腺、血管、腹部、胎児、整形領域等さまざまな部位に対応し、浅部から深部まで均一でハイクオリティな画像を提供するものである。
<特長>
「eL18‐4 PureWave リニアトランスジューサ」
1.1本のトランスジューサで幅広い部位の検査に対応
▽ウルトラブロードバンドPureWaveクリスタル(単結晶)テクノロジーと、圧電素子の多列配置による「電子elevationフォーカシング」により、浅部から深部まで均一かつ高クオリティな画像を提供。このため、eL18‐4 リニアトランスジューサは、1本でさまざまな部位に使用することができ、それぞれの部位で高い性能を発揮
2.微細な血流を高感度で評価
▽微細な血流を、高分解能かつ最小限のアーチファクトで検出するよう設計された「MicroFlow Imaging」が、高いフレームレートを維持しながらハイクオリティな画質を描出
3.エラストグラフィ
▽高感度のstrain imagingを得るために、外部からの圧迫を必要とせず、さまざまな部位で組織の相対的剛性を評価する際に使用することができる
「AL Breast機能」
▽電磁トラッキングコイルを内蔵する新たなPureWaveリニアトランスジューサeL18‐4EMTと、マットレスに内蔵された「テーブルトップ型フィールドジェネレーター」により、トランスジューサの位置情報が自動的にトラッキングされ、トランスジューサの走査軌跡が視覚的に分かるようBody Mark上に軌跡の塗りつぶしをするマッピング機能をもっており、これにより、乳房全体の確実な走査を補助する。また、「Auto Annotate機能」により、ワンタッチで乳頭からの距離と場所(時計軸表示)が自動表示され、その他さまざまな機能とともに煩雑なワークフローから検者を開放して検査に集中することが可能