国際モダンホスピタルショウ2018/開催説明会・新春講演会
日本病院会と日本経営協会主催の「国際モダンホスピタルショウ2018」は、7月11日(水)~13日(金)の3日間、東京・有明の東京ビッグサイト東展示棟と会議棟で開催する。今回のテーマは、「健康・医療・福祉の未来をひらく-世代と国境を越えた豊かな共生を目指して」。
会場は、①医療機器、②医療情報システム、③看護、④介護・福祉・リハビリ、⑤健診・ヘルスケア、⑥施設環境・アメニティの6ゾーンで構成され、最新のハード・ソフトが展示される。従来の「医療画像・映像ソリューション」と「医療連携・セキュリティ対策」の両ゾーンは、「医療情報システムゾーン」に一本化した。出展予定社は350社、来場予定者を8万人としている。
主催者企画展示コーナーでは、保健・医療・福祉部会が「病院で働く人たちの環境改善」、医療情報部会では「海外メディカルIT最新事情-広がる遠隔診療とAIを活用した医療のこれから」をテーマに企画を進めている。
1月26日にホテルグランドヒル市ヶ谷(東京・新宿区)で、開催説明会並びに新春講演会が行われた。
国際モダンホスピタルショウ委員会委員長の大道 久氏は、「地域医療構想に向けたさまざまな動きが見えている。この状況を受け、ヘルスケア分野では新しい事業分野が開けつつあり、その具体的な姿をこの展示会で示していきたい」と述べた。
講演会は内多勝康氏が、「元NHKアナウンサー、子どもケアの現場へ-なぜ私は『もみじの家』のハウスマネージャーになったのか」を講演。小児医療の進歩で救命率が上がった一方、常時医療ケアの必要な子供の数が全国で1万7000人以上に増えた現況を説明。さらに、2016年に国立成育医療研究センターが開設した重い病気の子供と家族のための短期入所施設「もみじの家」の内容や、NHKを退職しハウスキーパーとなった経緯について講演した。