日立製作所/三菱電機の粒子線治療システム事業を統合で合意
日立製作所と三菱電機は、三菱電機の粒子線治療システム事業を日立製作所に譲渡し、両社の事業を統合することに合意した。
今後、両社による詳細の協議と関係当局の審査・承認を経て、三菱電機の粒子線治療装置に関わる設計に関わる設計・製造販売保守事業を、2018年4月に日立製作所に統合する予定。
日立製作所は、粒子線治療システムにおいて、日本や北米およびアジアの著名病院13施設から受注し、そのうち8施設が稼働済み。 また三菱電機は、国内で粒子線治療や臨床研究が行われている医療機関17施設のうち、9施設に粒子線治療システムを納入している。
両社は、粒子線治療がグローバルに拡大していく中で開発等のリソースの統合により事業競争力を高め、より高性能で高付加価値のある製品・サービスを提供していくことが不可欠と考え、検討を重ねた結果、幅広くヘルスケア事業を展開している日立製作所への事業譲渡による統合が最適であるとの結論に達し、今回の合意に至ったものである。