富士フイルムメディカル
●機器・システムを統合した総合医療ITソリューションを展示
富士フイルムメディカルは、“Open Integration,Good Solutoin”をスローガンに、オープンで最適な組み合わせによる統合・連携を行うことで、価値あるソリューションの提案を多くの製品群を通して行った。
院内の診療情報を集約・統合し、診療業務の効率化を実現する統合診療支援プラットフォーム「CITA Clinical Finder」は、検査画像や所見レポート、心電図、3D画像、動画等の患者の診療情報をディスプレイ上に機能別フレームとして自由にレイアウトでき、閲覧者ごとのポータル画面を作成することができるもの。診療プロセスの全体像を迅速に把握し、業務をスムーズ化できる。加えて診療文書作成支援システム「Yahgee」と連携することで、スムーズな文書作成が可能となる。
管理・運用される画像等のデータを部門ごとに管理することで、部門の枠を超えた患者中心データ管理ができる統合アーカイブ「SYNAPSE VNA」は、PACS更新時のデータ移行に伴う負担を軽減できるメリットを持つ。
また、地域医療連携サービス「C@RNA Connect」は、病院・診療所間の検査予約がオンラインで簡単に行えるなど、院内から地域医療連携まで、医療現場のニーズに対応できるシステムのラインナップを豊富に紹介し、ソリューションの幅の広さを示した。
病院での感染症対策がクローズアップされている現在、抗菌技術の粋を集めた環境清拭剤「Hydro Ag+アルコールスプレー・クロス」を新製品として展示し、来場者の足を止めさせていた。同製品は、アルコールによる除菌効果に加え、銀系抗菌剤と超親水コートによる持続除菌を兼ね備え、院内感染のリスクを軽減できる。