GEヘルスケア・ジャパン/超音波診断装置新製品発表会
GEヘルスケア・ジャパンは、7月6日にマンダリン オリエンタル 東京(東京・中央区)にて、超音波診断装置「Vscan Extend」の新製品発表会を開催した。
Vscanシリーズは、ポータブル超音波診断装置の先駆けとして成功し、2010年の発売以来、日本国内の販売実績が5,200台を超える。今回発表した「Vscan Extend」は、従来品よりディスプレイを大きく(3.5インチから5インチに)、スマートフォンのようなタッチスクリーンによる操作を実現。装置の起動時間も最短1秒、Wi‐Fiにも対応し、Cloudサービスにより画像の共有が可能など、新機能を数多く装備している。また、深部臓器から表在組織まで使用できる2 in 1プローブを搭載し、在宅医療に有用な残尿量測定のアプリケーションも用意されている。
発表会冒頭、同社代表取締役社長兼CEOの多田荘一郎氏は、「GEは超高齢社会における医療課題を解決すべく取り組んでいる。1人の患者を主体にして考えた時に、製品・テクノロジーが検査・診断・治療といった場面をつないでいくことを意識した製品作りを行うことによって、患者・ユーザー・地域医療に貢献していきたい」と挨拶した。
新製品の紹介に続いて、佐々木 淳氏(医療法人社団悠翔会)が在宅・訪問診療での現場診断、松岡 隆氏(昭和大学)が産科診療でのトリアージ、渡辺弘之氏(東京ベイ・浦安市川医療センター)が高齢者の弁膜症診断、それぞれにおけるポータブル超音波診断装置の有用性について講演を行った。