EIZO/4K映像伝送による血管内治療・遠隔医療指導の実証実験を実施
EIZOは、金沢大学と芳珠記念病院、およびPFUの子会社であるPFUビジネスフォアランナーと、遠隔地の病院間で4K映像伝送を用いた血管内治療・遠隔医療指導の実証実験を実施した。
EIZOと金沢大学、およびPFUビジネスフォアランナーは、これまで遠隔医療指導システムの実現を目指し、金沢大学病院内において同システムの有効性の検証を進めてきたが、金沢大学病院と芳珠記念病院を結んだ同実証実験の結果、遠隔地からでも施術が行われている血管造影室にいるかのような臨場感で術中の指導が可能であり、同システムの有効性を確認することができた。
<実証実験の概要>
6月16日、指導側の金沢大学附属病院と施術側の芳珠記念病院を結び、初めて実際に遠隔地の病院間で実証実験を実施した。
実証実験は、金沢大学附属病院の医局と、芳珠記念病院の血管造影室を高速IPネットワークでつなぎ、2時間におよぶ血管内治療「選択的肝動脈化学塞栓療法」の指導を行った。
<実証実験の結果>
同実証実験の結果、遠隔地からでもその場にいるかのような臨場感で術中の指導が行えることを確認することができ、同システムが商用回線を利用した病院間での遠隔医療指導において、有効に機能することが確認できた。
<今後の展望>
今後は、実運用に向けた医療現場での運用評価を進め、遠隔医療指導システムの普及による治療安定性の向上、治療時間の短縮、指導医の負担軽減などを享受できる社会を目指していく。