第14回化学放射線治療科学研究会/放射線治療装置・システムに関する最新動向を紹介
放射線治療を取り巻くさまざまな技術等を議論する「第14回化学放射線治療科学研究会」が6月7日に東京大学医学部附属病院で開催された。
<講演内容>
▽動体捕捉最前線/エレクタの動体標的対策(岩井良夫・エレクタ)
▽ViewRay社MRIdianシステムのMR画像ガイド下での放射線治療(西岡史絵・国立がん研究センター中央病院)
▽CyberKnifeによる動体追尾治療(小林一之・日本アキュレイ)
▽日立の粒子線・X線治療システムにおける動体照射技術(吉田光宏・日立製作所)
▽粒子線スキャニング呼吸同期照射における腫瘍トラッキング(森 慎一郎・放医研)
▽放射線治療装置用動体追跡システムSyncTraXの紹介(三品幸男・島津製作所)
▽最新動向①粒子線/重粒子線がん治療装置用超伝導回転ガントリーの展望(長本義史・東芝)
▽MEVI‐ON陽子線装置(米国)スキャニング技術の最新情報(井上弘規・千代田テクノル)
▽Pinnacle3:Intensity Modulated Proton Therapy(平井奈々子・フィリップスエレクトロニクスジャパン)
▽最新動向②自動化とビッグデータ/RayStation最前線(松田賢治・日立製作所)
▽Pinnacle3:Auto Planning(平井奈々子・同)
▽Eclipse知識ベースの治療計画立案(金子勝太郎・バリアン メディカル システムズ)
▽放射線治療分野に対する情報技術からのアプローチ(前川秀正・みずほ情報総研)
▽What is Radiomics and What can Radiomics?(有村秀孝・九大)
世話人代表の中川恵一氏(東大)は、冒頭の挨拶でAI技術の進展に触れ「AIが放射線治療に寄与するのは間違いない。ぜひAIを味方につける必要がある」と述べた。