日立製作所/麻生とヘルスケア分野で提携し、医療機関向けコンサルティングサービスを提供
日立製作所(以下、日立)は、株式会社麻生(以下、麻生)とヘルスケア分野で提携し、医療機関向けコンサルティングサービス「病院経営改善支援サービス」を6月1日から提供開始する。
同サービスは、日立のヘルスケアやICTの関連技術と、株式会社麻生飯塚病院(以下、飯塚病院)が有する独自の運営・現場改善ノウハウを融合し提供するものである。
日立は、麻生との提携を通じて日立の画像診断装置をはじめとするヘルスケアおよびデータ分析などICTの関連技術と、飯塚病院が培った病院運営ノウハウを融合し、医療機関に対して経営のアセスメント(評価・分析)と改善施策立案を行う「病院経営改善支援サービス」を提供する。
具体的には、飯塚病院の運営に関する各種情報を参考に日立が開発した経営診断ツールによって医療機関の経営状況を点数化し、課題点を抽出するなど多面的な評価・分析を行い、その結果に基づき病棟再編・病床転換や画像診断機器の稼働率向上などのシミュレーションや共同ワークショップを実施し、“あるべき姿”に向けた改善施策を立案することで、医療機関によるアクションプランの具体化や実行を支援し、医療機関の経営の効率化や医療の質の向上に貢献するものである。
日立は、今後飯塚病院の協力のもと飯塚病院のTQM活動に関するノウハウを提供するサービスや、日立が持つ業務プロセス最適化のシミュレーション技術、および病院の経営データを多角的に分析するツールをはじめとするソリューションや病院運営業務の受託サービスなどサービス内容の拡充・強化を図る。