フィリップス エレクトロニクス ジャパン/ヘルステック戦略プレスセミナー開催
フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、3月22日にコンファレンススクエア エムプラス(東京・千代田区)にて、日本におけるヘルステック戦略プレスセミナーを開催。併せて、新製品である血管撮影装置の新プラットフォーム「Azurion(アズリオン)」を発表した。
同セミナーでは、3月1日に同社代表取締役社長に就任した堤 浩幸氏が、今後の企業戦略について語った。同氏は、「真のヘルステック企業を目指す」と今後のビジョンを示した上で、同社の考えるヘルスケアプロセスを「予防、診断、治療、そしてホームケアをエンド・トゥ・エンドで網羅するサイクルを通じ、総合的医療、リアルタイムの分析、付加価値サービスを提供すること」と説明。その目標達成のための戦略について、「今まで収集したデータを活かしてクラウドプラットフォームをつくり、このインフラをベースにアプリ/システムを開発する。そして、予防や診断等のセグメントにさまざまなサービスを提供していく」と述べた。
同氏は続いて、直近の事業展開について概要を説明。診断分野においては、ICU専門医やベッド不足の課題に対応するシステムとして、複数のICUを一括管理する遠隔集中治療患者管理プログラムを挙げ、「1人の医師が150人のICU患者を管理できるところまで来た」と成果を紹介した。
その後Image Guided Therapyビジネスマーケティング統括グループ長の内田貴之氏が登壇し、「Azurion」の製品概要や特長などについて詳細に解説した。