第4回日本医療総合展(メディカルジャパン2017)
日本最大級の医療関連展示会である「メディカルジャパン2017」が、2月15~17日にインテックス大阪で開催(主催:リードエグジビションジャパン)された。
会場は、「医療ITソリューション展」、「病院イノベーション展」、「介護&看護EXPO」、「関西医療機器開発・製造展」、「再生医療産業化展」、「インターフェックス大阪」の6ゾーンに分かれ、約1,100社が参加して盛大に行われた。
3日間の総入場者数は、主催者発表で2万9311人。参加企業の内で約200社を海外企業が占めたが、中国、ドイツ、アメリカ等の各パビリオンに分けられ国際色豊かとなった。
「医療ITソリューション展」では、時代を反映してセキュリティ、プライバシー保護、遠隔医療、3D、ウエアラブルなど最新技術を応用した展示内容が目を引いた。将来的には、再来受付も想定した顔認証システムや、患者プライバシー保護を目的に会話を外へ聞こえにくくする減音・防音装置などが紹介され来場者の足を止めていた。
「病院イノベーション展」では、地震強度を体感できる免震車両への体験乗車などを通して、災害対策が病院においても喫緊の課題であることを再認識させるとともに、防犯対策の一環として最新の監視カメラも多く展示されていた。
「介護&看護EXPO」ゾーンでは、車いすに乗せたまま階段を昇降させられる可搬型階段昇降機や、自宅玄関の段差解消用の昇降装置などバリアフリー製品のデモンストレーションが行われて、レンタルの福祉車両なども実車展示された。
「関西医療機器開発・製造展」では、さまざまな医療機器を支える日本の匠の技術が披露され、地域毎の合同出展も多く見受けられた。