保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)/講演会&賀詞交換会
保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)は、2017年1月11日にイイノホール&カンファレンスセンター(東京・千代田区)で講演会と賀詞交換会を開催した。
講演会では、JAHISの下邨雅一運営会議議長が「2017年の年頭にあたって」と題した講演を行った。この中で下邨氏は、2016年の活動を振り返り、同年のトピックスとしてJAHISの新体制と厚生労働省受託事業の展開について説明。さらに、電子処方せんへの取り組みや標準化推進活動、会員サービス向上に向けて実施したホームページのリニューアルなどについて紹介した。
また、2017年の取り組みについて説明。6月の第21回日本医療情報学会春季学術大会、7月の国際モダンホスピタルショウ2017への出展、HIMSSなど海外の学会への参加、およびJAHISが2025ビジョンで描くヘルスケアIT実現の推進施策などを紹介した。
講演会後には、賀詞交換会が開催され、冒頭JAHISの山本正已会長は、「これから、IoTやAIに代表されるデジタル革命が始まろうとしている。医療分野でも、IoTやAI、ビッグデータなどICTをどのように活用して健康長寿社会を作るかがテーマとなっており、JAHISが起爆剤となって日本の健康長寿社会に貢献したいと考えている」と挨拶。
日本医療情報学会理事長の大江和彦氏(東大)は、「20年以上前から医療の情報化に取り組んできたが、それが今、医療機関同士のネットワーク化、遠隔医療の実施、診療データの2次利用など大きな成果として花開こうとしている。2025年を見据えて工業会の役割は今後も大きくなるだろう」と来賓挨拶で述べ、その他関係省庁からの来賓も祝辞を述べた。