キヤノン/東芝メディカルシステムズの株式を取得
キヤノンは、東芝メディカルシステムズ(以下、東芝メディカル)の株式取得について、所要の競争法規制当局のクリアランス取得が完了したため、東芝メディカルの株式取得(子会社化)を行うことを、12月19日に開催した取締役会で決議した。
同社は、本年3月17日に株式会社東芝と株式等譲渡契約を締結。その後、子会社化の条件となる競争法規制当局のクリアランスの取得を目指してきたが、申請を行っていた各国・地域において競争法規制当局からのクリアランスの取得が完了したため、株式等譲渡契約に基づいて取得した新株予約権を行使して東芝メディカルの株式を取得し、東芝メディカルを子会社化することを、本日開催した取締役会で決議した。
同社は、2016年より推進する新5カ年計画「グローバル優良企業グループ構想」フェーズVにおいて、「戦略的大転換を果たし、新たなる成長に挑戦する」ことを基本方針としている。特に、重要戦略と定めている「新規事業の強化拡大と将来事業の創出」において、「安心・安全」領域におけるヘルスケア事業を次世代の柱の一つとして成長させたい方針である。
同社は今回、東芝メディカルをキヤノングループへ迎え入れ、双方の経営リソースを最大限組み合わせることにより、世界に貢献できるヘルスケア事業基盤を強固なものにしていきたいと考えている。