富士フイルム/エクセレントカップ
富士フイルムは、11月26日に新大阪ワシントンプラザルミエールで、同社ユーザー(診療放射線技師)によるマンモグラフィ/一般撮影での工夫やアイデアに関する講演とその内容を競う同社初のコンテスト「富士フイルム エクセレントカップ」を開催した。
冒頭、同社執行役員の安田傳司氏が「マンモグラフィ、一般撮影の画像を競う場がないので、その場を企画した。今回、関西が中心になったが、これは関西地区CR研究会をはじめ同分野に熱心に取り組む診療放射線技師が多いからだ」と挨拶。続いて新製品の超軽量移動型デジタルX線撮影装置「CALNEO AQRO」、散乱線低減技術「Virtual Grid」、画像処理技術「ダイナミック処理」および「Excellent-m」を同社スタッフが紹介した後、講演とコンテストが開始された。
参加者は、マンモグラフィ部門が4名、一般撮影部門6名。
審査員は、中前光弘氏(審査委員長:奈良県立医大附属病院)、樫山和幸氏(大阪府立急性期・総合医療センター)、伊泉哲雄氏(大阪市立総合医療センター)に同社の榎本 淳氏と山田雅彦氏。
結果は、最上位の賞にあたるエクセレント賞は、増田尊史氏(箕面市立病院放射線部)演題:「整形外科領域の病棟撮影におけるVirtual Gridの有用性について」、優秀賞は、矢竹秀稔氏(市立貝塚病院乳がん高度検診・治療センター放射線科)演題:「デジタルブレストトモシンセシスのz-resolutionとアーチファクトにおける画像再構成法の比較」、審査員賞は皆川 梓氏(国立国際医療センター病院診療放射線部門)演題:「デジタルマンモグラフィ装置における表示AGDの精度」。
表彰式において、前出の安田氏は「このコンテストを、地区予選を設けた全国規模のものにしていけるように努力したい」と抱負を述べた。