メドレー/医療DXの現状と今後の展望について解説(24.8.15)
メドレーは8月8日、同社本社(東京・港区)にて、「医療プラットフォーム 合同記者レク」を開催した。
同社は7月23日、オンライン服薬指導から処方箋の購入・配送までを提供する「Amazonファーマシー」と、総合医療アプリ「CLINICS」、医療機関向けのクラウド診療支援システム「CLINICS」の連携を発表。同レクはこれに関するもので、同社マネジャー陣が医療DXの現状と展望について解説した。
最初に政策渉外部長の篠崎智洋氏が、「医療DXを取り巻く環境」について説明。同氏は日本の医療DXの流れを述べた後、政府が普及の方向性を示すオンライン診療の、実証による最適解の追求を支援する活動について解説。「この流れは今後も変わらないとの判断から、我々もその支援に注力していく」と述べた。
続いてクリニクス事業部長の大西勇一氏が登壇し、「メドレーが推進する医療DX」について説明。同氏は、企業ミッションの「テクノロジーを通じて医療ヘルスケア分野の課題を解決」に即した形で、製品の概要や特長などに続き、今後の計画として、「オンライン資格確認や電子処方箋のような新しい取り組みが出る度にモジュールとして開発し、基盤である電子カルテに載せていく方向に展開していく」と語った。
最後に、患者プロダクトマネジメントグループマネジャーの水谷真樹氏が、総合医療アプリ「CLINICS」のアップデート(Amazonファーマシー連携、Uber Eats連携=当日配送、同時予約+決済)について解説。同氏は各機能の特長などを紹介し、「Uber連携や同時予約で患者の処方薬受け取りの待ち時間や移動時間が短縮され、Amazon連携によりオンラインで完結できる患者の診察関連体験のさらなる拡大が期待できる」とした。そして、「これからの展開として、受付業務など現在、CLINICSアプリが介在していない患者接点にも対応する機能拡張を推進する」と抱負を述べた。