インフォコム/最新の業務支援ITソリューションを多数出展

インフォコム/最新の業務支援ITソリューションを多数出展

診療部門や放射線部門、薬剤部門、救急・手術部門、経営管理部門など、多様な業務をサポートする医療機関向けITソリューションを提供するインフォコム。今回の国際モダンホスピタルショウでは、初コーナーとして病院経営/紹介分析/集患支援を設置したほか、働き方改革で重要度を増している就業/看護管理のコーナー、7月1日にリリースしたばかりの医薬品情報検索システム「DICS」の最新バージョンなどを紹介する薬剤情報管理コーナーをメインにブースを構成し、モニタを使って最新の製品ソリューションを来場者にアピールした。

●病院の集患活動を支援する地域医療連携クラウドサービス「mProbe」
まず病院経営/紹介分析/集患支援のコーナーでは、4月1日に販売を開始した集患支援の地域医療連携クラウドサービス「mProbe」を披露した。
「mProbe」は、インフォコムが提供している診療情報統合ソリューション「Medi-Unite」で管理する紹介状データや医事データなどの院内データと、近隣の病院やクリニックに関する外部の公開データをあわせて分析し、効果的な集患活動の対象となるクリニックを特定。その分析結果に基づき、専門スタッフによる具体的な集患戦略立案やクリニックへの訪問同行などの伴走型サポートを提供し、病院の収益向上を支援する。また、「mProbe」導入病院がデータに基づいた集患活動を行うことにより、病院の強みや高い専門性を持つ医師などの情報がクリニックと共有されるため、患者が適切な医療を受けられるなど医療の質の向上にも貢献する。
ブースでは「mProbe」を先行導入した事例として、総合犬山中央病院(愛知県犬山市)でのケースを紹介。「mProbe」導入後、具体的な集患活動計画を立案して、インフォコムの伴走型サポートサービスによるシステム導入支援やデータ分析支援、集患戦略支援を積極的に活用。結果として、近隣クリニックとの良好な関係づくりに成功し、導入8ヵ月後には紹介患者数の増加に伴って1.43億円の増収を成し遂げたという。

●2024年度以降の立入検査にも対応した医療機関向け就業管理システム「CWS」
就業/看護管理のコーナーでは、4月1日から適用された医師の時間外労働規制に対処し、合わせて今秋より実施予定の厚生労働省通知による立入検査にも対応した医療機関向け就業管理システム「CWS」を紹介した。
「CWS」は日々の勤務予定、申請・承認された時間外情報、休暇の取得状況、打刻による出退勤状況などを集約し、出勤簿の電子化を実現。また、医師の働き方改革の支援オプションとして、登録されている院内や副業・兼業の勤務予定および実績に対する連続勤務・勤務間インターバルのチェックや、取得すべき代償休息の判定などが行える。さらに、毎月の就業状況として労働時間や在院時間、所定外、法定外の各時間数を一覧で確認することを可能とし、違反または警告の時間数を超過した場合のアラート通知機能も組み込んでいる。


医療機関向け就業/看護管理システムのモニタ画面

インフォコムのブースではほかにも、手術部門支援のコーナーでスケジュール管理や実施(コスト)登録、麻酔記録・看護記録作成、台帳・統計出力など手術の際の業務を支援する「ORCHID」を、診療情報/文書作成・管理のコーナーで診療情報の作成および管理の日常業務を支援する「Medi」ソリューションを出展していた。


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