島津製作所／患者と医療現場のスタッフに寄り添う快適な診療空間づくりをサポートするシステムを展示

島津製作所は、島津トラステック、島津メディカルシステムズと共同による展示を行った。同社では、少子高齢化により医療現場での人手不足が社会課題となる中で、「患者様と医療現場の皆様に寄り添う快適な診療空間づくりをサポート」をテーマに、限られた人材でより良いサービスを提供いただくためのソリューションを紹介した。
展示会場では、外来受付システム「MERSYS」シリーズの新製品「MERSYS-X」をはじめ、電子カルテ・医事会計システムと連動して受付番号等を自動表示したり、患者に呼び出しメールを配信する機能などを搭載している診察・会計 案内表示システム「MERSYS-ID」、電子カルテとPACSが一体化することで各種医療機器との連携をスムーズにし、かつセキュリティや保守対策に強い無床診療所向け統合電子カルテシステム「SimCLINIC T4 Cloud」を展示。また、同システムとのスムーズな連携を実現するDR「VIVIX-S /VXvue」や椎体計測ソフトウェア「Smart QM」を初出展した。
この他にも、診療所向け卓上支払機「Mer`C（メルシー）」を昨年に続き出展。同機は、現金だけでなく、オプションでキャッシュレス決済にも対応。CAT端末連携ではクレジットカード・交通系ICに対応（オンライン専用）、キャッシュレス端末連携ではクレジットカード決済・電子マネー決済・コード決済が可能な、省スペースを実現した装置となっている。

●外来受付システム「MERSYS-X」
「MERSYS-X」は。診察券を挿入し、ビジュアル化されたボタン操作で、簡単に再来受付を終えることができるほか、再来受付機で起こりがちな“診察券の置き忘れ”を防ぐ機能を搭載するなど、患者に配慮した設計となっている。また、同装置はオプションでキャッシュレスによる支払い機能も搭載。受付ピーク時には再来受付用として、精算ピーク時にはキャッシュレス支払専用として使用することで、装置の稼働時間を増やすとともに、施設内の混雑解消に貢献できる。現在、同装置ではマイナ診察券対応機能の搭載を準備中で、同機能についての参考展示も行われた。

外来受付システム「MERSYS-X」