コニカミノルタ/黄疸測定技術の強化による新生児医療への貢献を目的に ノルウェーのPicterus社と連携を開始(24.7.25)
コニカミノルタ(本社:東京都千代田区)は、新生児黄疸の測定技術を強化し、新生児医療へより一層貢献していくことを目的として、スマートフォンを使用した独自の黄疸スクリーニングソリューションを提供するPicterus AS(本社:ノルウェー、以下 Picterus社)と連携を開始する。
コニカミノルタは、1980年に世界で初めて黄疸計を発売して以来、新生児黄疸スクリーニング分野のパイオニアとして、世界のリーディングカンパニーの地位を確立してきた。コニカミノルタの黄疸計「JM-105」は、国内のほぼ全ての産科や産院および周産期病院で使用されており、海外にも普及、浸透している。Picterus社は、スマートフォンを使用した在宅での非侵襲の黄疸スクリーニングツール「Picterus Jaundice Pro」を世界で初めて実用化した企業である。今回の連携は、独自の黄疸スクリーニングソリューションを提供する両社の協力により、お互いが持つ製品・サービスの黄疸測定技術の向上を目的としている。
新生児黄疸とは、生後数日の間に新生児の肌の色が黄色くなる現象である。ほとんどの新生児に見られ、通常は生後1~2週間で消失しますが、病的黄疸がある場合は脳障害を引き起こす可能性があるため治療を必要とする。病的黄疸を早期に発見するために、黄疸スクリーニング検査が
行われる。コニカミノルタの黄疸計「JM-105」およびPicterus社が提供する「Picterus JaundicePro」はいずれも血液検査が不要で、新生児への負荷を抑えながら病的黄疸を早期に発見できる価値の高いスクリーニングツールである。
コニカミノルタとPicterus社は、連携の第一歩として臨床データ収集において協力する。両社の協力で効率的に収集したデータをお互いの製品・サービスの測定技術向上に活用し、新生児がどこでも適切な黄疸スクリーニングを受けられる医療環境を目指していく。
問い合わせ=コニカミノルタ 広報部
TEL:03-6250-2111(代表)