日立ハイテク/線形加速器システムを中心に出展
https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/
日立ハイテクは、日立製作所のヘルスケア事業部門を、2024年4月1日付で承継してから初のITEM出展となった。同社ブースでは、線形加速器システム「OXRAY」と同社で販売しているRaySearch Laboratories社の放射線治療計画ソフトウェア「RayStation」を中心とした展示を行った。
●【初出展】線形加速器「OXRAY」
線形加速器システム「OXRAY(オクスレイ)」はO-リング型ガントリーにジンバル駆動式照射ユニットとkVイメージャを内蔵した画像誘導型高精度放射線治療装置である。2対のkVイメージャをガントリーに内蔵しており、ロボティックカウチ5Dとリング回転による6D補正機能により、精度の高いIGRTが可能である。同装置は、2023年夏に薬機法承認を取得。2024年4月に2施設で同装置の設置が開始されており、今年度中には稼働が本格的にスタートするという。
線形加速器システム「OXRAY」
●放射線治療計画ソフトウェア「RayStation」
放射線治療計画ソフトウェアのリーディングカンパニーであるRaySearch Laboratories社が提供する「RayStation」は、様々な身体部位の統計的形状モデルをもとに、精度の高い輪郭描出を自動化・効率化しており、3D-CRT、IMRT、VMAT、TomoTherapyなどのX線治療計画や、各社の粒子線治療システムにも対応。その直感的な操作性が放射線治療関係者からも高い評価を得ている。
放射線治療計画ソフトウェア「RayStation」