ニプロ/It might be done on Goodnet!
ニプロは2000年の販売開始から多くの施設に採用されたCardiology総合管理ソリューションの「GOODNET」の新機能(DICOM化)をITEM2024に参考出展。そして2023年に医療機器承認を取得し、今年1月には保険適用公示を受けた「Medis QFR Ver.2.1」のデモンストレーションを披露。多くの来場者たちの視線を集めていた。
●Cardiology総合管理ソリューション「GOODNET 7」
「GOODNET 7」は、ナビゲーション機能の「G-NAVI」、DICOMビューワの「GoodView」、Webソリューションの「GOODNETWeb」、そしてレポートシステムの「G-Record」で構成されるCardiology総合管理ソリューション。新機能の「DICOM化」はビットマップ系やJPEG、PDFなどの汎用ファイルを読み込んで、画面上のDICOM化ボタンをクリックするだけでDICOMデータ変換を可能にしている。バージョンナンバーは従来どおり「7」だが、アップデートという形でこの新機能は実装される。社内審査を経て、近日中には市場投入が開始される予定とのことだ。
「GOODNET 7」と各種解析アプリケーションを展示
●定量的血流量比解析システム「Medis QFR」
欧米などで臨床への普及が先行して進んでいるMedis QFRは、血管解析システムとして広く採用されているQAngio XAのアルゴリズムを採用。2方向から撮影されたアンギオ画像から3D血管モデルを生成。そして工夫された計算式から血管の状態を解析し、冠動脈病変の機能的評価が行える。侵襲性の高い検査方式であるFFR(冠血流予備量比)より短い時間での検査が可能であり、医療者の業務負担と患者の身体的負担、そしてコストを大幅に軽減することができる。なおGOODNETと連携することで、Medis QFRで得た評価の保存・管理をすることも可能だ。
定量的血流量比解析システム「Medis QFR」