日立製作所/創業の地 日立市とのスマートシティ共創プロジェクト開始(2023.12.21)
日立市と日立製作所は、「デジタルを活用した次世代未来都市(スマートシティ)計画に向けた包括連携協定」を締結した。この協定にもとづき、両者は、デジタルを活用しながら、グリーン産業都市、デジタル医療・介護、公共交通のスマート化を軸として、日立市の活性化と住民の安心・安全な暮らしを実現していくために共創プロジェクトを推進していく。
■共創プロジェクトで取り組む事項
協定では、日立市総合計画の目標のうちデジタルとの親和性が高いテーマを定め、実現計画の具体化・実行を進めていく。まず、優先的に下記3テーマに取り組み、具体的な施策で実効性の検証を推進する。本プロジェクトを推進しながら、産学金官連携でのエコシステムの拡充にも対応していく。
●「グリーン産業都市の構築に関すること」
●「デジタル医療・介護の推進に関すること」
健康・医療・介護領域のデジタル化による「住めば健康になるまち日立市」の実現をめざし、住民の健康維持・増進のための施策におけるデジタル化の推進を図る。例えば、住民が医療等によりアクセスしやすくするためのオンライン化の推進を始め、住民の健康・医療・介護に関わるデータを、行政、医療機関、介護事業所や家族等で共有する環境をつくり、データに基づく適切な健康維持・増進、疾病・介護予防施策、医療・介護サービスを提供することで、安心して生活できる“まちづくり”に貢献する。
具体的には、健診データ等に基づく将来の疾病リスク分析、その予防に向けた市でのさまざまな健康増進事業を連携させた一人ひとりの状態に合わせたサービスの提案などが考えられる。さらに将来的には PHR(個人の健康に関する情報)を一元的に管理し、それらを活用した住民の健康状態の見守り、住民に寄り添った生活習慣・行動改善アドバイスなど、デジタルを生かした豊かな生活の実現に向けて取り組んでいく。
●「公共交通のスマート化に関すること」
問い合わせ=日立製作所 ひたち協創プロジェクト推進本部
社会イノベーション事業お問い合せフォーム:https://www8.hitachi.co.jp/inquiry/totalsolutions/general/form.jsp