デロイト トーマツと岡山大学/患者サポートプログラムの共同研究を開始(2023.11.24)
デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ コンサルティング合同会社(東京都千代田区、以下 デロイト トーマツ)と国立大学法人岡山大学(岡山県岡山市)は、セールスフォース・ジャパンのクラウド型の患者管理ソフトウェア「Salesforce Health Cloud」を活用し、治療への患者の積極的な関与を高めるサポートプログラムの共同研究を始めた。
デロイト トーマツと岡山大学は、医療の”質向上”と”効率化”を兼ね備えた統合ケアのためには、医療を提供する側の努力だけではなく、治療への患者の積極的な関与を高めることが必要だと考えている。これを実現するために、医療現場の問題点やニーズを特定したうえで、患者がどのように関与するのが最適かを共同で研究し、2024年中頃にかけてサポートプログラムとそのシステムのプロトタイプ開発を目指す。患者の積極的な関与を高めるために、医療機関内の臨床データと患者の非臨床データを統合したり、医療従事者・患者の双方向のコミュニケーションを生み出したりすることが可能なクラウド型ソフトウェアのSalesforce Health Cloudを活用する。
■共同研究の内容
1.PFMにおける医療現場の問題点・ニーズの特定
ソリューション開発に向けては、実際の医療現場において「医療の質」や「患者体験」、「職員のやりがいや働きやすさ」、「医療リスク」などの観点で影響を及ぼしている問題点を洗い出し、医療従事者側および患者側のニーズを特定する必要がある。本研究では、岡山大学病院の職員の協力のもと、ワークショップ等を通じた現場の声からPFMにおける医療現場の問題点及びニーズを特定する。
2.ソリューションのプロトタイプ開発
問題点を解決するためには、既存の医療現場におけるワークフローに則りながら、現場のニーズにフォーカスしたソリューションが求められる。本研究では、顧客関係管理(CRM)のグローバルリーダーであり、ヘルスケア領域においても豊富な知見を有するセールスフォース・ジャパンとの連携を通じ、拡張性・カスタマイズ性の高いSalesforce Health Cloudを用いてプロトタイプを開発する。
問い合わせ=
デロイト トーマツ グループ 広報
TEL:03-6213-3210
岡山大学病院 医療安全管理部
TEL:086-223-7151(代表)