富士フイルム/がん検診を中心とした健診センター「NURA(ニューラ)」をモンゴル国に展開
富士フイルム(本社:東京都港区)は、がん検診を中心とした健診センター「NURA(ニューラ)」をモンゴル国に展開する。今回、インドで「NURA」3拠点を運営する同子会社「FUJIFILM DKH LLP」とモンゴル国の複合企業「Tavan Bogd Group(タバンボグドグループ)」がテクノロジーパートナー契約を締結。本契約に基づき、「Tavan Bogd Group」が9月17日にモンゴル国のウランバートルに「NURA」をオープンする。今後同社は、新興国での健康診断(健診)サービス事業をさらに拡大し、がん・生活習慣病の早期発見に貢献していく。なお、パートナー契約による「NURA」の開設は、今回が初めてとなる。
モンゴル国では、がんや虚血性心疾患などの生活習慣病が亡くなる原因の上位を占めている。これらの病気は、早期に発見し、治療や保健指導などの対策を行うことにより死亡率や重症化リスクを抑制できるが、モンゴル国ではがん検診などの健診サービスが日本ほど普及しておらず、早期発見が難しい現状がある。
これまでインドで蓄積してきた健診サービスのノウハウを「Tavan Bogd Group」に供与。同社とともにモンゴル国で高品質な健診サービスを提供する環境を構築し、モンゴル国の医療の質向上に貢献していく。また、モンゴル国での健診文化の定着を目指して、周辺地域の病院や企業に対して健診の重要性を伝える活動にも取り組んでいく。
問い合わせ=富士フイルム メディカルシステム事業部
TEL:03-6447-5159