国際モダンホスピタルショウ2023/医療情報システムを中心に昨年を上回る来場者を迎え、盛況裡に終了
医療・介護・福祉関連製品を展示した国内最大のイベント「国際モダンホスピタルショウ2023(主催:一般社団法人日本病院会/一般社団法人日本経営協会)」が、7月12日から14日までの3日間、東京・有明のビッグサイトで開催された。また、7月31日まで、オンラインでの展示も併せて行わる。
新型コロナウイルス感染症が2類感染症から5類感染症に変更されたこともあり、今年は出展者が約200社(昨年は140社)、3日間の来場者数も昨年を大きく上回る3万2919名を集めた。
会場では、これまで同様に医療情報システムゾーン、医療機器ゾーン、健診・健康増進ゾーン、看護ゾーン、施設環境・運営サポートゾーン、介護・福祉・リハビリゾーンでの企業出展に加え、今回は主催者企画としてヘルステック展inホスピタルショウが行われた。また、国際モダンホスピタルショウ開催50回記念コラボレーション企画として「連載開始50周年『ブラック・ジャック』企画パネル展も併せて行われた。
展示者数、展示面積共に最大だったのは、医療情報システムゾーンで、地域医療や多職種連携を支える情報ネットワーク製品が多数紹介された。また、AI技術を組み込んだシステムが多数出展されたことに加えて、昨今話題となっているランサムウェア対策などのセキュリティに関する機器・システムも展示され来場者の関心が集めていた。主な出展企業のブースの様子については、小誌ホームページ(http://www.newmed.co.jp)にて紹介中である。
また、日本病院会は7月12日に会長の相澤孝夫氏(社会医療法人財団慈泉会 理事長)が「時代に見合う医療提供体制-明日を拓くために」と題したセミナーを開催。なお、同日には公開シンポジウム「わたくしたちの健康と幸せ~新たなステージへ」、14日には日本病院会監修セミナー「病院事務職を元気にするセミナー:病院事務職のキャリアパスについて考える」、「日本病院会の活動を紹介するセミナー:こんなところにもDX」が行われ、多くの来場者を集めた。