キヤノンメディカルシステムズ／急性期医療情報統合ビューア「Abierto Cockpit for ER」の販売開始

　キヤノンメディカルシステムズ（本社︓栃木県大田原市）は、急性期医療情報統合ビューア 「Abierto Cockpit for ER」（アビエルト コックピット フォー イーアール）を2023年6月1日より販売を開始する。
　Abierto Cockpit for ERは、救急搬送された患者が最初に運び込まれ、初期診療を受ける初療室向けのソリューションで、院内に設置されているセントラルモニタや、病院情報システムから収集されたバイタルサイン、血液検査結果、患者基本情報を1つの画面で統合表示する。初療室の入室時から退室時までの患者データを経過表示することで、各トレンドの変化に対して画面表示や音声により気づきを与え、救急現場における医師の業務を支援する。
　重症患者の搬送後における処置時間の短縮は、救命率向上に直結するものであり、先進的な機能を持つ初療室が求められる中、Abierto Cockpit for ERは経時的な患者状態情報の提供とともに、設定された閾値範囲外のデータや血液検査結果の音声通知、血液検査結果到着時の音声通知など、初療の現場で迅速な処置を行うための判断を支援する機能を搭載している。
　同社は画像診断装置メーカーとしての強みを活かし、アンギオグラフィーとCTを組み合わせた画像診断装置とともに、IT技術に基づくイノベーションツールで救急現場の救命率向上に貢献していく。

＜Abierto Cockpit for ERの特徴＞
・初療室内で必要とされる情報を一画面に集約し、大型モニタに表示、情報共有
　が可能
・入室中の計測データはグラフ表示され、患者状態の管理をサポート
・自動更新機能により、モニタリング情報が常に最新に更新され、操作が不要
・検査結果判明時とアラーム発生時には、音声通知により情報の見落としを防止

問い合わせ先＝キヤノンメディカルシステムズ 広報室
TEL：0287－26－5100