GEヘルスケア・ジャパン/半導体検出器を搭載した次世代PET/CT装置 「Omni Legend」 を販売開始

GEヘルスケア・ジャパン/半導体検出器を搭載した次世代PET/CT装置 「Omni Legend」 を販売開始

 GEヘルスケア・ジャパン(本社:東京都日野市)は、半導体検出器を搭載したPET/CT装置「Omni Legend」(オムニ レジェンド) の販売を2023年4月14日より開始した。
 PET/CT装置は18F-FDGを用いた全身腫瘍検索を主とした適用がなされており、がんの罹患率と死亡数ともに増加し続けている昨今において、PET検査での病期診断および治療効果判定の重要性は増加の一途にある。さらに日本においてもTheranostics(セラノスティクス)が普及しつつある中で、PET検査における新たな薬剤が登場し、より多様な検査ニーズに応えていく必要性がある。
 今回発売を開始するOmni Legendは、これらニーズに応えるべく設計された全く新しいプラットフォームを持つPET/CT装置。カッティングデザインを一新したシンチレーターおよび半導体SiPMで構成された最先端検出器により、超高感度・高分解能を実現し、高画質の提供は勿論、短時間および微量のアイソトープでの画像化によって、検査スループットの向上と被検者の被ばく低減を可能とする。また、AI技術を駆使したPrecision DL、ディープラーニング3Dカメラにより、診断の確信度の向上とワークフローの簡素化による検査効率の向上も追求した。

主な特長
超高感度と優れた空間分解能の両立により高画質・短時間撮像・被ばく低減を実現
Omni Legendに搭載されている最先端の検出器は、シンチレーターにPET検査における放射線を効率よく光に変換するデジタルBGO(dBGO)を採用し、またシンチレーターのカッティングデザインを一新することで、従来のデジタルPET/CT装置の2倍以上の圧倒的なシステム感度と優れた空間分解能の両立に成功した。より高精細なPET画像の提供による小さな病変の検出能の向上と、画質を維持したまま短時間での撮像および微量のアイソトープでの画像化が可能となるため、被検者の負担軽減や被ばく低減をもたらす。

AI技術を駆使し、診断の確信度と検査ワークフローの向上
革新的なディープラーニング画像処理技術である Precision DLは、様々な再構成方法による大量の画像でトレーニングされたディープニューラルネットワークを用いて設計されている。これにより小さく、低コントラストの病変描出能が向上することで診断の確信度を向上させることが可能である。またディープラーニング3Dカメラは、様々な被検者の適切な自動位置決めが可能。自動位置決めにより検査の再現性、標準化を全てワンタッチで操作可能となる。被検者、および術者の被ばく低減による臨床的なメリットのみならず、ワークフローの簡素化により検査効率の向上にも貢献する。

さらなる信頼性を追求し、PETの新たな可能性を提供
GE HealthCareの先駆的なPET画像再構成技術であるQ.Clear(BSREM)と、同社の実証済みデバイスレス呼吸同期システムであるAdvanced MotionFreeを組み込むことで、診断の信頼性を高め、より正確な治療決定に貢献する。Q.Clearは精度の高いSUVを提供し、Advanced MotionFreeは自動かつ外部呼吸監視システム無しで動作し、あらゆる状態の被検者に対して呼吸性移動による体動補正を実現する。

問い合わせ先=GEヘルスケア・ジャパン コーポレート コミュニケーション
Tel: 0120-202-021

TOPへ