GEヘルスケア・ジャパン/血管X線撮影装置
GEヘルスケア・ジャパンは、多目的X線撮影システム「Innova IGS 520 ASSIST(イノーバ・アイジーエス520アシスト)」、「Innova IGS 530 ASSIST(イノーバ・アイジーエス530アシスト)」、「Innova IGS 540 ASSIST(イノーバ・アイジーエス540アシスト)」の3機種を同時発売した。
<特長>
●アンギオ装置用に特化した自社開発フラットパネルディテクタ採用。画像を作り出すプロセスを一新
▽自社開発のフラットパネルディテクタで最高レベルのDQEを採用。撮影83%および透視80%(30cmFPDにおいて)を実現し、それに合わせ、撮影条件設定、画像処理等人工知能を駆使し最適化を実現。同線量において従来装置比で約85%の画質改善に成功。より長い時間が必要となる完全閉塞の血管に対する治療時も被ばく低減が可能
●インターベンション治療をサポートする「StentViz&StentVesselViz」(オプション)
▽従来の処理では成し得なかったステントストラットの高鮮鋭な描出が可能になり、より的確なステント留置術を瞬時にサポート。「StentVesselViz」では、ステントの視認性だけでなく血管との関係を確認することも可能
●「Valve ASSIST」でより安全かつ正確な経皮的大動脈弁置換術が可能
▽経皮的大動脈弁置換術(TAVI)等において、より安全かつ正確な治療をサポートできるようプランニングソフトウェアおよび3Dガイダンス機能のパッケージを搭載。 計測、分析においてよりシンプルな使いやすさを追究し、手技中には、石灰化を明瞭に描出できる「Calcification enhancement mode」を搭載
●手技時間、被ばくの低減を可能とする「Innova Sense」(オプション)
▽静電容量センサーを採用した同社独自の非接触型センサー。システムが被写体の位置を認識し、被写体と検出器間の距離を最適に自動調整。常に被写体との距離を最少に留めることができ、最適なポジションへの変更を最低限の時間でできるため、被ばく低減に大きく寄与
●手技中のHot Spotを可視化。照射野をリアルタイム表示し、被ばくの喚起を促す「Dosemap」
▽インターベンション中の患者背面位置における想定線量マップをグラフィック表示。また、施設ごとに線量閾値を3段階まで設定でき、線量が閾値に達するとリファレンスモニタに自動ポップアップ表示され、術中の被ばくに関して術者に自然な形で注意喚起することができる。更に、Dosemap画面上に照射野をリアルタイム表示できるため、 透視を用いなくともHot Spotから照射位置を回避させることができる。状況に応じ、今回最適化された撮影条件等の線量設定の変更をベッドサイドで即座に変更することが可能
※問い合わせ先=GEヘルスケア・ジャパン コミュニケーション本部 TEL 0120・202・021