シーメンスヘルスケア/クラウドサービス
シーメンスヘルスケアは、世界中で導入されているシーメンスの画像診断装置から得られる情報のビッグデータをもとに、医療施設の業務効率改善に貢献する情報を提供するクラウドサービス「teamplay」の販売を開始した。
<特長>
▽装置や検査部位ごと等の線量情報を、ワンクリックでリアルタイムにモニタリングすることができる。また、これまでの線量管理ソフトでは自施設のデータ管理に限られていたが、同サービスはそれに加え目標値との比較分析をはじめ、ビッグデータの解析による自施設の線量と地域の他施設の目標値との比較や、国のガイドラインとの比較検討なども簡単な操作で可視化することが可能。線量の目標値を超過した検査の分析を容易に行えるため、明確な改善を検討することができる
▽撮影した画像情報から、自動的に装置や業務フローのパフォーマンス状況をモニタリングすることができる。期間や時間当たりの検査数などの基本統計情報に加え、装置や検査部位、操作者ごとの検査数や検査間隔時間等をリアルタイムに表示することが可能なため、利用状況を客観的に把握することができる。また、ビッグデータの活用により、エリアや規模、機能などが同じ施設との検査数や検査内容などの比較が可能。検査ワークフローを数値で評価することによって、これまで頻繁に行うことが難しかった運用効率の見直しにも役立つ
▽放射線の線量情報の結果から画質と被ばくのバランスを考慮し、プロトコルの見直しを行うことが可能。 また、施設にとって有用と認められたプロトコルを、リモートで全ての装置に適用することができる。操作者の経験による検査のばらつきを抑え、施設内の検査の標準化を実現
▽個人を特定する情報は削除、または変換し、データのプライバシーを保護する機能を有し、分析に不要な個人情報の利用レベルをコントロールすることができる。また、HIPPAなどのグローバルなデータプライバシーに関する規制にも準拠
▽医療機関向け3省4ガイドラインにも適応可能なクラウド環境である「Microsoft Azure」を採用しており、最新のセキュリティ技術でセキュリティ侵害や悪意のあるアクセスからデータを安全に保護することができる。同サービスにアップロードされたデータは、暗号化され秘匿性を保つ
※問い合わせ先=シーメンスヘルスケア コミュニケーション部マーケティングコミュニケーショングループ TEL 03・3493・7630