シーメンスヘルスケア/フォトンカウンティングCT「NAEOTOM Alpha」が、板橋中央総合病院で稼働開始
シーメンスヘルスケア(東京都品川区)の、フォトンカウンティング検出器を搭載した次世代CT「NAEOTOM Alpha(ネオトム アルファ)」が板橋中央総合病院に国内3台目として導入された。この導入は、急性期医療を担う総合病院として初めてとなる。なお、板橋中央総合病院では本製品を使用した診断を2022年8月25日より開始している。
板橋中央総合病院は、迅速な検査が必要な患者へ、フォトンカウントティングCTによる高精細、低被ばく、スペクトル解析の特性を活かした、より安全・最適な医療を提供し、「NAEOTOM Alpha」などの高度先進医療機器と各専門分野の優れた医療技術を駆使して、地域の患者やその家族一人ひとりのニーズに応える医療の実現を目指す。
■「NAEOTOM Alpha」について
本製品は、Siemens Healthineersが半導体メーカーであるアクロラド(沖縄県うるま市)とともに開発した「フォトンカウンティング検出器」を搭載している。主に被ばくを低減しつつ高分解能な画像を臨床利用できるという点で、従来のCT装置から大きなイノベーションを果たした。フォトンカウンティング検出器は、従来の検出器のようにX線光子を可視光に変換するのではなく、各X線光子とそのエネルギーレベルを直接検出するため、より少ない放射線量で高解像かつ有用なデータを提供することができる。また、被ばくを抑えることができるため、患者や検査を受ける人の負担を減らしつつ正確で包括的な検査が可能となる。その応用範囲は、腫瘍や心臓の診断から肺のフォローアップ検査まで、幅広く多岐にわたる。
問い合わせ先=シーメンスヘルスケア コミュニケーション部
TEL: 090-4913-8598