EIZO/手術顕微鏡・内視鏡の映像をより鮮明に表示可能な32型4Kモニターを2機種発売
EIZO(本社:石川県白山市)は、手術顕微鏡・内視鏡の4K映像を表示する32型3Dモニター「CuratOR EX3242-3D」と32型2Dモニター「CuratOR EX3242」を2022年10月24日に発売する。価格はオープン。
主な特長
<前機種からの変更点>
■高輝度、高コントラストで、手術映像をより鮮明に表示
発光効率の優れたLEDバックライト搭載パネルを採用し、前機種と比べて、EX3242-3Dは輝度を450 cd/m2から850 cd/m2に、コントラスト比を1300:1から1500:1に、EX3242は輝度を700 cd/m2から850 cd/m2に、コントラスト比を1000:1から1800:1に高めた。これにより、さらに鮮明な映像表示を実現した。
■入力端子の拡充で、より高画質な4K/3D表示が可能に(EX3242-3Dのみ)
EX3242-3Dは、前機種EX3141-3Dでは1ポートであったBNC(12G-SDI)入力端子を2ポートに増設した。これにより、4K/3Dカメラ映像の入力時にも、より高画質な表示を可能とするサイマル方式※1での伝送が可能になった。入力可能な伝送方式が増えたことで、従来よりも多くの種類の手術映像撮影装置との接続が可能になり、使い方の幅が拡がった。
※1 サイド・バイ・サイド、ライン・バイ・ライン、トップ・アンド・ボトムと並ぶ、3D映像信号の伝送方式の一つで、左右の映像を2本の信号線に分けて送信する。
■2映像同時表示で、同時モニタリングが可能に
2つの映像を同時に表示できるPinP(ピクチャー・イン・ピクチャー)機能を搭載した。手術中の映像をメイン画面に表示しながら、患者の生体情報や異なる医用画像などを子画面に表示でき、1画面上で同時モニタリングが可能になった。
■同じ映像を別のモニターにスルー表示可能
前機種EX3141-3D / EX3241で搭載していたBNC(12G-SDI)とDVI出力端子に加えて、EX3242-3D / EX3242はDisplayPort出力端子も搭載。DisplayPort出力端子が1系統の手術撮影装置でも、複数のモニターに同じ映像を共有可能なため、医療スタッフの情報共有を円滑化する。出力端子を使った接続では、手術室の配線をより簡素化できるメリットもある。
■フェイルセーフ機能で安全面にも配慮
映像入力信号が検出されなくなった場合、接続している他の映像入力信号ポートに自動的に切り替わるAuto Input Detection機能を搭載。これにより、システムエラーや外部からの障害により映像信号の入力が途絶えた場合の安全を確保する。
■高い信頼性で、安定して運用できる3年間保証を実現
製品の保証期間を、前機種の2年から3年に延長。厳しい品質管理に裏打ちされた保証で、万が一、故障が発生した場合も、購入から3年間センドバック方式による修理サービスを無償で提供。
問い合わせ先=EIZO ヘルスケア営業部
TEL:03-5764-3403