シーメンスヘルスケアとバイエル薬品/共同開発による MRI用イメージングシステムインターフェース(ISI)の販売を開始
シーメンスヘルスケア(本社:東京都品川区)とバイエル薬品(本社:大阪市)は、共同開発を行ったMRI用イメージングシステムインターフェース(ISI)の国内における販売を本日、開始した。
ISI(アイエスアイ)は、Siemens Healthineers AG(ドイツ)とBayer AG(ドイツ)が共同開発した、シーメンスヘルスケアのMRIとバイエル薬品のMRI用造影剤自動注入装置「MRXperion インジェクション システム」を連動させるインターフェースである。このMRI市場において初めて*1導入されるインターフェースによって、ダイナミックMRI検査*2を行う際のワークフローを最適化することが可能になる。
従来、適切なタイミングでの撮像が求められるダイナミックMRI検査を実施する際には、オペレーターはMRI用造影剤自動注入装置とスキャナのワークステーション上で撮像計画を立て、最適なタイミングで画像が取得できるよう、注入装置とスキャナをそれぞれ操作する必要があった。本製品は注入装置とスキャナを連動させることによって、ワークステーション上での一括操作を可能とし、従来のワークフローを自動最適化・効率化することで操作にかかる時間と手間を最小化した。それにより、オペレーターは患者のケアにより多くの時間をかけることができる。
MRI用イメージングシステムインターフェース(ISI)について
ダイナミックMRI検査で使用するISIは、バイエル薬品のMRI用造影剤自動注入装置「MRXperion インジェクション システム」の付属品として2021年8月に国内で認証を取得した。海外では2020年に発売し、現在40ヵ国で販売されている。詳細については、「MRXperion インジェクション システム」および対応するスキャナの添付文書、ならびに取扱説明書を参照。
*1: 2022年6月 自社調べ
*2: 非造影検査では困難な病変の検出や、腫瘍の良悪性の鑑別といった病変の質的評価等を 行うために、造影剤を投与し、経時的に撮像することで血流情報を反映した画像を得るMRI検査。
問い合わせ先=バイエル ホールディング 広報本部
TEL:06-6133-7498、
問い合わせ先=シーメンスヘルスケア コミュニケーション部
TEL: 090-2159-0138