PSP/NOBORI/医療情報サービスに、新たなシナジーを。
4月に合併した旧NOBORIと共同出展し、そのシナジー効果をアピール
4月1日にNOBORIと合併し、TechMatrixグループとなったPSP。PSPは、今回のITEMで旧NOBORIと共同での展示を行い、それぞれのシステムの有用性と、今回の合併による将来性をアピールし、来訪者の関心を集めていた。
【新製品】読影用ビューアーソフトウェア「EV Insite R」
PSPのPACSが持つ読影用ビューア―ソフトウェア「EV Insite R」については、最新の読影支援機能を出展した。同ソフトには読影に便利な前回比較、簡易距離計測、MIP/MinIP、MPR、フュージョン表示などの機能が搭載されているが、今回の展示では、従来から搭載されていた脊椎ラベリング機能について、ページングしても見られるようにしたいというユーザーの要望に応えた新機能を開発・搭載した。新機能では、表示の矢印や範囲もユーザーの好みに合わせて設定でき、ラベリングした位置情報はアノテーションされ、coronal画像やaxial画像でも、どこにラベリングされているか分かるように表示されるようになっている。
このほか、レポートシステム「Report net」、放射線情報システム「ARIStation」なども展示され、各システムの機能性について紹介していた。
「EV Insite R」の脊椎ラベリング機能
●クラウド型PACS「NOBORI」
一方、NOBORIは、同社のクラウド型PACS「NOBORI」を展示。今回の合併により、「NOBORI」のビューアーに「EV Insite R」を展開できるよう開発を進めていくとしている。また、昨今頻発している災害対策としてクラウドPACSが注目されており、「NOBORI」は専用のアプライアンス「NOBORI-CUBE」を病院規模に合わせて設置することで容易にシステム復旧が可能であることから、来場者も災害対策としてのクラウドPACSに大いに注目していた。また、「NOBORI」で利用可能な画像解析アプリケーションなども展示。クラウドを利用した多くのサービスや機能を展示し、その性能をアピールした。
NOBORIとPSPのシナジー効果をブースでアピール