ボストン・サイエンティフィック ジャパン/動脈塞栓療法に用いる動脈塞栓材「DCビーズ」の製造販売承認を取得
ボストン・サイエンティフィック ジャパン(本社:東京都中野区)は、多血性腫瘍(子宮筋腫を除く)に対する動脈塞栓療法に用いる動脈塞栓材「DCビーズ」を、2022年3月より販売開始した。
「DCビーズ」は、架橋化ポリビニルアルコール高分子からなる親水性の球状微粒子(マイクロスフィア)で、多血性腫瘍(子宮筋腫を除く)を有する患者に対する動脈塞栓療法に使用される。本製品は、これまで国内で販売されていた「ディーシー ビーズ」と同一製品・同一適応であり、当社で『DCビーズ』として承認を取得し、製造販売をすることとなったもの。2種類(100~300μm粒、300~500μm粒)の規格を販売する。
動脈塞栓療法とは、腫瘍細胞に栄養を供給している血管を人工的に塞栓し、腫瘍細胞を阻血壊死に陥らせる治療法。治療は局所麻酔で行われ、大腿動脈等よりカテーテルを挿入し、エックス線透視下で手技を進める。塞栓したい部位(標的部位)にカテーテルの先端を進め、適宜希釈した造影剤に分散させた塞栓物質をカテーテルを通じて標的部位に注入することで、血管内腔を物理的に塞栓し血流の途絶又は調節を行う。
本製品は微細で均一な球状微粒子であり、標的部位の血管径や腫瘍の大きさに応じた治療を提供する。また生体非吸収性のため、血管内に長くとどまり長期的な塞栓が期待されている。
問い合わせ先=ボストン・サイエンティフィック ジャパン コーポレートコミュニケーションズ&ブランディング部
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